2024年1月25日のN Style ホームのモデル棟

Contents
2024年1月25日(木)の朝は厳しい寒さの始まりでした
2024年1月25日木曜日、今日は本当に寒い日を迎えました。 前日は今シーズンで一番の大雪が降ったこの岐阜県。
各地では大雪による被害もあったようで、高速道路では20時間近くの立ち往生が発生したり、また凍結による事故なども多く発生したそうです。そして特に能登半島地震で被災された方々には追い打ちをかけるような寒さだったと思います。どうか一日も早い日常が皆さんに訪れることを願ってやみません。
N Style ホームのモデル棟の日常
モデルルームと表現をしていますが、実際には私たち家族が住んでいる自宅になります。
私の自宅はこれで住み始めて9年になります。手前みそではありますが、それなりにキレイに使用しています(笑)
ここ数年、私が提案させていただくのは30~35坪ほどのプランが多い中で、私の自宅は約43坪の4LDKで、今の時代から見ると少し大き目の建物になります。
住み心地は言うまでもなく、大満足。
冬は玄関に設置された6帖用の壁掛けエアコン、
夏は2階のLDKに設置された6帖用の壁掛けエアコンをそれぞれ夏と冬の季節で使い分けて空調を行っていますが、それだけで年中半袖半ズボン素足で暮らしています。
今、皆さんはどのような寝具で普段寝ていらっしゃいますか?起毛の敷布団カバーに厚手の毛布、フカフカの掛布団にモコモコのパジャマに靴下、、、でしょうか?N Style ホームの住まいは年間を通じて同じ布団、同じ服装で寝る事ができます。実際に私の家族が使用しているのは、夏用の敷布団カバーに、薄手の掛布団、Tシャツ、ハーフパンツ、素足。だから夏用・冬用の布団の出し入れが必要ないんです。
これって季節によっての布団の出し入れも収納場所も不要ですから、圧縮袋に入れて時間をかけてコンパクトにしてまた仕舞うという作業が全く必要ありません。こんなことでもN Style ホームが建てる高気密高断熱の住まいは皆さんの生活のお役に立つ事ができます。
エアコンの設定温度は25℃で室内はどこも23℃以上
本日の最低気温は-3℃でした。
昨日の段階から今朝は寒くなる予報が出ていましたが、予想最低気温は‐3℃。
「次の日早起きなのに寒いのは嫌だなぁ」と思いながらいつものようなTシャツ、ハーフパンツ、素足、今にも破れそうな(?)ペラペラの掛布団で昨晩は23時ごろ就寝しました。
こちらの温湿度計の写真は私の1階の寝室、つまり平面図で言うと1階の右下の部屋になりますが、起床時(朝5時)でこの室内環境です。
室温23.2℃ / 湿度45% / 不快指数69.0
悪くありません。
そして歯磨きをして着替えに2階のリビングへ。その写真がこちら。
室温23.4℃ / 湿度49% / 不快指数69.5
こちらも悪くありません。
ですが、欲を言えばもう1℃くらい室温が高い方が個人的には心地よいので、家を出てくる前にエアコンの設定温度を+0.5℃上げて25.5℃にして出勤してきました。
「エアコンは25℃設定なのに、温度計は23℃じゃん」と思われそうですが、再度お伝えしますが、6帖用の壁掛けエアコン1台で43坪の家を全館空調しているという事を忘れないでください。
ですが、この温湿度環境ははたして人間にとってどのように感じる環境なのか?それをこの後解説します。
不快指数という言葉をご存知でしょうか
自分の今いる空間が快適かどうかを調べる方法の一つに、体感を数値で示す不快指数というものがあります。人によって快適かどうかの基準は変わりますが、指数で表すことで客観的に快適さを判断できるため、温度と湿度による体感の関係を知ることで、やみくもに温度・湿度を下げることなく快適な空調を行うための指標となります。
以下に不快指数と体感の一覧を記載します。
不快指数 ~55 / 体感として寒い
不快指数 55~60 / 体感として肌寒い
不快指数 60~65 / 体感として何も感じない
不快指数 65~70 / 体感として最も快適(N Style ホームモデル棟の今朝の不快指数)
不快指数 70~75 / 体感として暑くない
不快指数 75~80 / 体感としてやや暑い
不快指数 80~85 / 体感として暑くて汗が出る
不快指数 85~ / 体感として暑くてたまらない
とされています。
つまり私の自宅は不快指数でみると最も快適な位置にいるのがお分かりいただけるかと思います。
不快指数の感じ方
不快指数が75を超えると人口の一割が不快になり、80を超えると全員が不快になるといわれています。
日本人の場合は、不快指数が77から不快を感じる人が出はじめ、85になると93%の人が暑さによる不快を感じるといわれます。
またこの指数は温湿度計をお持ちであれば、ご自身でも簡単に計算することができますのでぜひ一度やってみてください。以下にその公式を記載します。
不快指数=0.81 × 気温 + 0.01 × 湿度 × (0.99×気温-14.3) + 46.3
となります。
皆さんの不快指数はいかがでしたでしょうか?
私たち人間が「快適だ」と感じる温度は23~27℃のたった4℃の範囲内だともいわれています。衣服やこたつなどの局所暖房ではなく、家全体を暖かくしてお過ごしいただきたいと思います。
なぜ家を暖かくした方がいいというのか?その根本的な理由
常々私たちは口が酸っぱくなるほど…というよりもいつもこれしか言っていないようにも感じますが、とにかく「暖かい家がいい」と言っています。
ですがそれはなぜでしょうか?
もちろん、家が暖かいということは快適だという事に他なりませんがそれ以外にも家が暖かくなければならない理由があります。
それは「安全持続性能」の観点から見たときに分かります。
寒い日が続くと死亡率が高まることは皆さんご存知でしょうか?私たち建築家が発信するブログやコラムの他に、TVニュースでも「ヒートショック」という言葉を耳にします。
それもとても痛ましい大きな家庭内事故ですが、今回は少し違った視点で家が暖かくあるべき理由を記したいと思います。
床の温度が低いと転倒しやすい?
私たちN Style ホームが建てる住まいは「年中半袖半ズボン素足で暮らせる住まい」と何度もお伝えしていますが、この「素足」というのがキーポイントなります。
一般的には床の温度が18℃以下だと靴下でも寒く感じると言われており、21℃以上だと素足でも暖かいと感じるのだそうです。
つまり、床面の温度が低いと皆さんはその寒さに耐えきれず靴下をはきます。しかも最近はかわいくておしゃれなモコモコの超滑りやすい靴下をはいている方もよく見かけます。
また、日本の住宅で冬場で靴下をはいていない人の方が圧倒的に少ないと思いますので、これは皆さんから見ればごくごく一般的な風景に感じるかもしれません。
ですが、住宅内での転倒・転落事故の原因である、つまずき(38%)や滑り(22%)は家の中が寒いからやむを得ずはいた靴下によるものも原因の一つに挙げられています。
また、2000年から2021年の間に、なんと約22,000人の方が「凍死」で亡くなられているのをご存知でしたでしょうか?
実に熱中症の1.4倍の方が亡くなっており、しかも7割が住宅の中で凍死しているという非常に残酷な統計データがあります。
寒い環境の中で人がずっと居続けるとどうなるのかというと、深部体温が低下します。
深部体温が35度以下になると震えが出て、32度以下になると震えの消失、30度以下では徐脈、不整脈、29度以下では意識障害が発生し、28度以下で心室細動、26度以下で心肺停止となるそうです。
また、家の中が寒いとどうしても日本人はお風呂で体を暖めたくなりますが、これも注意が必要です。
一般的に冬場のお風呂ではヒートショックによる死亡例が全体的に知れ渡っていますが、実は冬場の入浴中に「熱中症」で亡くなっている可能性の方もいらっしゃるのです。
ですから、熱いお湯に長時間浸かるという事も身体にとっては非常に負担のかかることなのは言うまでもありません。
だからこそ、適切な室温にすることで素足で暮らせ家の中での転倒・転落事故のリスクを回避し、
40~41度の適切な温度のお湯でリラックスをするという事は、安全面・健康面から見てもとても効果が高いのでと私は思います。そして私の自宅では浴槽にお湯を張ってお風呂に入るという行為は年間を通じて5回程度です。これは「疲れた身体をリラックスさせるため」であり、決して身体を暖めることが目的ではありません。ですからお湯の温度も低めなのです。
完成見学会際のご案内
来る2/10(土)、11(日)の2日間で、関市鋳物師屋で完成見学会を開催させていただくことになりました。
外観・内装ともお客様がとてもこだわりをもたれ、
UA値0.33
構造計算による耐震等級3
BELS★★★★
Q1.0住宅Level3
安全持続性能基準★★★
と性能も見た目も安全性も大変素晴らしい建物となりました。
今回はお客様より「一人でも多くの方に見てほしい」という大変ありがたいお言葉・ご厚意もあり、お客様がまだ住む前の完成見学会という貴重な機会をいただくことができました。
一年で一番寒さが厳しいこの季節に、ぜひご来場いただきN Style ホームの最新の自信作であるこの建物の性能と仕上がりをご覧いただきたいと思います。
【日にち】2月10日(土)、2月11日(日)
【時間】10時~16時(※1枠につき1時間半とさせていただきます。10時~11時30分、11時30分~13時、13時~14時30分、14時30分~16時、16時~17時30分)
【開催場所】岐阜県関市鋳物師屋6丁目地内
(※位置情報はご予約をいただきました方に後日URLを送信いたします)
イベントページへはこちらをクリックしていただければ詳細ページ移動します。
イベントページへ
一人でも多くの方にお目にかかれることを心よりお待ちしております。
記事を書いたスタッフ
記事のタグ