1階床面積　/　61.69㎡
2階床面積　/　56.31㎡
延べ床面積　/　118.00㎡
■UA値　/　0.37W/㎡・K
■ＢＥＬＳ評価　/　★★★★★

■C値　/　0.24c㎡/㎡
■家族構成　/　親2人＋子2人
■太陽光発電　/　有り
■価格帯　/　3000～3500万円
■安全持続性　/　★★★

築30年の家にお住まいだったN様ご家族。以前の住まいは日の光が入りにくいので日中でも室内が暗く、冬になるととっても寒い。玄関の前は道路に面しているため出入りの際に車との接触が心配なことや将来ご両親の介護のことを考えて建て替えを決断されました。 今回N様邸では安全持続性能を取り入れ、安全で快適な家にしていくことを目指しました。
安全持続性能についてはこちら↓
https://www.yoshironoie.com/anzenzizoku

安全は玄関先から

以前の家は道路に面しており出入りの際に危険を感じていたので今回の建て替えで家の向きを変え西側に玄関を構えることにしました。そんな玄関先にはスロープと階段の両方でアクセスできるように設計し、今後車いすになったとしても出入りに困らないようになりました。そしてカーポートを軒先につなげることで雨の日でも濡れることなく家に入ることが可能になりました。

段差のないフラットな玄関

玄関には一般的によくある上がり框を無くしフラットにしました。こうすることで車いすでも入りやすいのはもちろんのこと、段差によるつまずきの心配もなくなります。高齢になると立った１㎝の段差でもつまずきの原因になります。段差がないということは年齢を重ねてからの生活の質に大きく影響します。さらに小さなお子さんがいる家庭にとっても転落の危険がなく、家の中での事故防止に繋がります。

玄関からすぐのモダンな和室

玄関から入ってすぐのお部屋はシックな畳の色が特徴的な和室。寝室兼仏間として活用いただくこちらの部屋からはトイレやお風呂へ一直線につながる回遊動線になっています。 今後介護が必要になってからも動きやすいようこのように設計。他にも月に一度の棚経のときに、他の部屋を通さず行えるためプライバシーが守られるよう配慮されています。

吹き抜けのある明るいLDK

家族が集まるLDKは吹き抜けを有し、吹き抜け窓からはやわらかな明るい日が家全体を照らしてくれています。一般的に吹き抜けがあると冷暖房が効きにくくなるイメージですが、超高気密高断熱住宅では逆です。吹き抜けがあることで家全体に冷暖房を行き渡らせることができるので吹き抜けがあった方が快適に過ごせます。

高さに配慮されたキッチン

キッチンのカップボードは家族の中で一番身長の低いお母様で調整しました。踏み台に乗らなくても上の棚まで手が届くことも室内での事故防止に繋がります。踏み台はバランスを崩しやすく上のものを取ろうと上を向けばなおさら。そういった小さな気遣いも安全な家のポイントの一つです。

足元を照らしてくれる階段

階段にも安全の配慮が。階段の上り下りの際、危険なのは降りるとき。そこで降りる際に力が入りやすい利き手方向に手すりを設けしっかり握って降りられるように設計されています。 日中は階段上部から日が入り明るい階段ですが夜は見にくくなりがち。そこで階段の上段と下段には自動点灯ライトを設置し、足元を照らすことで踏み外しを防止しています。 毎日の階段の上り下りも安全であること、それは家づくりにおいて大切なポイントの１つです。

各部屋は自分の好みのテイストに

全体的にシンプルでナチュラルなテイストのN様邸。しかし各お部屋はそこに入られるご家族の好みが詰まっています。
選ぶことがたくさんの家づくりにおいて、壁紙選びも悩みどころ。そんな壁紙選びについてとっても悩まれていたN様。何度もパース画像で確認しご納得いただけるものになりました。

重たい布団も室内干し

布団は天日干しのイメージがありますが高気密高断熱住宅の場合室内でも布団を干すことができます。そもそも何のために布団を干すのかというと「乾燥」させるため。つまり布団の湿気がなくなればいいということです。湿気がなくなることで雑菌やダニの抑制につながるので天日干しするよりこまめに乾燥さえてあげることの方が大事です。
そこで吹き抜けの手すりを活用してそこで布団を干せるようにしました。重たい布団をもってわざわざ外までいかなくても手すりに干すことができるのでとっても安全かつ手間が少ないのでこまめに管理することができ衛生的。

生まれ変わったお家を見てとても喜んでくださったＮ様ご家族。ご両親想いの息子様の一言から始まった建て替えはＮ様ご家族にとって忘れられない一大イベントになりました。
実際に新しいお家を目の当たりにしたご家族からは自然と笑顔がこぼれ大変喜んでいただきました。
いくつになっても大切な住まいで過ごせる。そんな当たり前が当たり前に過ごせるいつまでも安心な住まいになりました。