関市O様邸地鎮祭
いよいよ地鎮祭。O様のマイホームづくりが始まります
断熱性(UA値0.33)、換気性能(熱交換換気)、構造計算による耐震等級3、安全持続性能®★★★のO様邸の着工を前に、地鎮祭を執り行いました。私たちエヌスタイルホームのスタッフもこの日を本当に待ち遠しく思っていました。
家を建てた経験がある方は地鎮祭といった言葉を聞いたことがあるかと思います。が、なぜこのような行事をするようになったのでしょうか?
地鎮祭はなぜするのか?
それは日本人は古来より、自然万物のあるゆるものに全て何らかの役割を持った神様がいる、という「八百萬(やおよろず)の神」という独特の宗教観をもっていることによります。当然住まい(家)にも神様がいると信じられてきました。
例えば家を建てようとしたとき、地鎮祭を行います。これはその土地に住む神様を祝い、鎮めて土地を使わせて頂く許しを得るために行うものです。永く住まわせて頂きますよと感謝の気持ちを込めて、また工事中の安全と家の繁栄を願って行います。
このように住まいのいたるところにいらっしゃる神様のうち、主要な神様を一部ご紹介いたします。
・大歳神(おおとしがみ) 1月1日に訪れる福を受ける神です。お迎えする準備として年末には大掃除をします。それを行うことで一年間、家や家族を災いから守ってくれます。
・三宝荒神(さんぽうこうじん) 台所や浴室にいます。これらの場所は火を使うので火事を起こさないように守ってくれます。きちんと掃除をして不衛生にならないよう気を付けてください。
・大黒様(だいこくさま) 家の中心になる太い柱を大黒柱と呼びます。その柱の上に鎮座していると言われています。
・烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう) トイレの神様です。炎の神様で、火で不浄を清浄とする神力を持つとされることから心の浄化のみならず日々の生活における不浄を清める功徳があるとされます。清潔に保つことで家庭円満にご利益があると言われています。
またこの他にも建物自体を守ってくれる神様もいます。家宅六神(かたくろくしん)と呼ばれる神様で、建物の材料や構造にまつわる神様となります。
・石土毘古神(いわつちびこのかみ) 石と土(壁土)の神様
・石巣比売神(いわすひめのかみ) 石砂の神様
・大戸日別神(おおとひわけのかみ) 家の出入り口の神様
・天之吹男神(あめのふきおのかみ) 屋根、屋上の神様
・大屋毘古神(おおやびこのかみ) 屋根、厄災を司る神
・風木津別之忍男神(かざもつわけのおしおのかみ) 暴風から家を守る神
地鎮祭や上棟式(棟上げ)といった建築にまつわる行事は、このように神様に挨拶をし、見守ってもらうことで家が繁栄し家族が円満であることを願うために行います。
昔から日常に神様がいると信じられている日本ならではの考え方、風習ですので、「なぜ地鎮祭をするのか」ということをぜひ理解してから執り行うとより感謝の気持ちが芽生えますね。
地鎮祭は必ずしなければいけないもの?
インターネットでも地鎮祭に関しても、「やったほうが良い」「あんなの迷信。やらなくても良い」など、たくさんにお情報を見かけます。私自身もお客様から「地鎮祭ってやった方がいいんですかね?やらないと何か祟りがあるのですか?」と聞かれることも多いのが現状です。
結論を言えば地鎮祭は必ず行わなくていけない、というものでもないと思います。つまりお客様の自由です。地鎮祭を行ったから悪いことが起きないとも言い切れませんし、地鎮祭を行わなかったからと言って必ず悪いことが起きるわけでもありません。
実際には現実的な話として神主さんへの御玉串料も必要ですし、祭壇にお供えするものも必要になってくるのでお金と準備する時間がかかるのも地鎮祭です。もし、どうしようか迷っていらっしゃる方がいたとしたら、「人生の中で一度経験できるかどうかの事なので、地鎮祭は行ってみてはいかがでしょうか」とお客様にお伝えしています。
私も実際、自分の子供が生まれたときにはお宮参りに行きましたし、毎年伊勢神宮に初詣に行って自分の気持ちを新たにしています。つまり記念として思い出に残ることだという事でもあると思います。
地鎮祭も「家を建てる」という人生の中での大きなイベントです。あとで何かの拍子でマイホームづくりを思い出した時に、「地鎮祭を行ったときにはまだ〇〇ちゃんは生まれてなかったね」とか、「おじいちゃんもおばあちゃん元気だったね」とか、お子さんの結婚など何十年後かに必ず思い出が紐解かれる時があると思います。ぜひ、地鎮祭を行うことで、そのタイミングのご家族の姿をしっかり記録や思い出に残していただければと思います。
やらずに後悔することはあっても、やって後悔することは無いと思います。
地鎮祭に必要なものは?
地鎮祭をやると決めたはいいけど、実際どんなお供え物を準備すればいいのか分からない・・・。そんな方も多いのではないかと思いますので、エヌスタイルホームでお客様にお伝えしているお供え物を以下にまとめます。
・お米(洗米)
・お酒(施工業者が準備します)
・お魚(頭付き)
・塩・乾物(昆布・スルメ)
・生椎茸
・リンゴ
・人参
・ほうれん草
・お水
・初穂料(ご祈祷料)
をご準備いただきます。ここ最近では「こんなにたくさんのお供え物を階に行く時間がない」という方もいらっしゃいますので、その場合は私たちがお手伝いをさせていただいたりもしています。
いよいよO様邸の地鎮祭!
いよいよ迎えた地鎮祭当日。その日の天気予報は…なんと雨でした。そんな中でもその時間帯だけは運よく雨が上がっていました。地鎮祭を執り行うための準備も着々と行い、敷地の四隅に青竹を立て、しめ縄で囲い祭壇も準備できました。
当日ご参加いただいたO様ご家族は少し緊張の面持ちでしたが、神主さんの親切なエスコートもあり無事に地鎮祭を執り行うことができました。
O様、いよいよO様だけのマイホームづくりが始まりますね!私もスタッフもO様のマイホームが素晴らしいものになることを願って、エヌスタイルホームをはじめ関わらせていただくすべての業者が全身全霊をかけて工事に当たらせていただくことをお約束いたします!
って、私のお腹ポッコリ出てる気が…「天高く馬肥ゆる秋」といいますが、ここ最近少しばかり食べ過ぎていたのかもしれない…と自覚した一枚です。。。頑張ってもう少しスリムにならねば(笑)
さぁ、いよいよです!
記事を書いたスタッフ
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