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【基礎工事】関市鋳物師屋 O様邸 ベタ基礎一体打ち工法

    いよいよO様邸の基礎工事着手!

    関市鋳物師屋のO様邸、いよいよ基礎工事に着手いたしました。皆さん、「基礎工事」と聞いて何を思いつくでしょうか?

    「あぁ、基礎工事ってコンクリートと鉄筋でつくる建物を支える工事でしょ?」というイメージくらいでしょうか。住宅の基礎はそこまで目につく部分でもないし、業者におまかせ…という人も多いかもしれませんが、基礎工事は文字通り「家づくりの土台となるとても重要な部分」です。

    そもそも基礎工事の目的とは

    基礎工事とは、文字通り地面と建物のつなぎ部分にあたる”基礎”を造るための工事のことであり、地盤と建物をつなぐ重要なパイプ役となります。役割として、建物の重さなどの垂直な力や、地震の揺れなどによる水平な力を建物から地盤に伝えることで、建物の一部分だけ沈んで傾いてしまう不同沈下(ふどうちんか)を防ぐことがあげられます。基礎は鉄筋コンクリートでつくられ、底盤(ていばん)や立上り、地中梁(ちちゅうばり)、地盤調査の結果によっては杭などで構成されています。これらの基礎をつくる工事を総称して「基礎工事」と呼びます。

    基礎工事の種類は大きく分けて2種類

    一般的な基礎の施工方法として大きく2つの種類に分けることができます。
    一つ目は、標準的な「二度打ち工法」。
    二つ目は、N Style ホームが標準採用している「一体打ち工法」となります。

    これは基礎の断面をイメージしたイラストですが、これが大きな違いとなります。一般的に普及しているのは左側の「二度打ち工法」です。これは、ベースと呼ばれる水平面のコンクリートを打設して、それが固まってから立上りの型枠を建て込んで、再びコンクリートを打設します。二度コンクリートを流し込むことから、二度打ち工法と呼ばれています。一般的な基礎ですから、皆さんよく目にすることもあるかと思います。

    一体打ち基礎工法とは

    続いては「一体打ち工法」です。これはベース・立上りとも同時にコンクリートを打設する工法になります。「ベースと立上りを同時にコンクリートを流し込むって…どうやってやってるの?」と思いますよね?そうなんです。一体打ち工法は立上りの型枠を「Tバー」と呼ばれる金物を使って型枠を浮かせて仕上げる工法になるのです。

    一回打ちは基礎のベースと立上がりが一体化してます。一方、一般的な二回打ちは厳密にいえばベースと立上りが完全に密着していないため多少の隙間ができます。つまり止水性に関して多少問題を抱えているといっても良いと思います。ですが一体打ちの場合立上り・ベース共に完全につながった状態ですので、止水性に関してはもちろんのこと、横からの力に対して強度が違います。簡単にメリットをお伝えすると、

    打ち継ぎがないので強度が高い

    二度打ちした基礎は、立ち上がりとベースで鉄筋はつながっていますが、コンクリートは厳密にいえばつながっていません。多少のすき間ができてしまいます。その状態で上の図のように大きな地震が来て、家が左右に揺すられたら、どうなるでしょうか?二度打ちの基礎では、立ち上がりの部分が左右の揺れに耐え切れずに、横に倒れてしまう可能性も否定できません。一体打ちであれば、立ち上がりとベースのコンクリートが一つになっているので二度打ちよりも強度が高くなります。

    打ち継ぎが無いから雨水やシロアリが侵入しない

    立ち上がりとベースの間にすき間ができてしまう、ということはそこからシロアリも雨水も侵入する可能性があります。まさか、シロアリなんて・・・と思われるかもしれませんが、1ミリ程度のすき間があればどんどん入ってきます。また、打ち継ぎ部は地面のすぐ近くですので、シロアリにとっては侵入は難しいことではありません。

    さらに、シロアリが入れるということは、雨水はもちろん通ってしまいます。打ち継ぎ部分は地面より上になるので、雨が降ればそのまま流入する、ということはありませんが、場合によってはそのすき間から入ってしまうことがあります。

     

     

    そんなメリットだらけの一体打ち基礎ですが、実は

    二度打ち工法と一体打ち工法、比較をすれば一目瞭然の違いだと思いますが、実はここにちょっとした問題があります。それは

    一体打ち工法は、二度打ち工法と比較して施工費が高い
    一体打ち工法は、二度打ち工法と比較して基礎工事業者さんの高いレベルが求められる

    という二点です。

    N Style ホームでは基礎は「一体打ち工法」が標準

    したがって多くのハウスメーカーや工務店は一体打ち工法を採用しているところはほとんどありません。ですが、考えてみてください。家は何十年とそこに建ち続けそこに住むご家族が暮らし続けます。一体打ち工法で家の品質・性能・長寿命という安全性をとるのか、二度打ち工法で低コスト・工事の難易度の低さ・管理の簡単さというものを取るのか?あなたならどちらを選ぶでしょうか?

    私なら間違いなく「一体打ち工法」を取ります。家づくりのプロとして、そこに住むご家族の安全と財産を守るために、「基礎コンクリート一体打ち工法」をN Style ホームでは標準仕様としています。地震の横揺れに対して強く、雨水の侵入がない一体基礎だからこそ得られる安心があるのではないでしょうか。ぜひこれからマイホームを建てられることをお考えの皆さんも、基礎の工法について今一度関心を持っていただき、家を建てようとしているハウスメーカー・工務店がどの工法を採用しているのかをお聞きいただくのも良いかもしれません。

    記事を書いたスタッフ

    西村 弥

    N Styleホーム代表取締役の西村です。 20代はプロのラグビー選手として活動し、引退後は建築業に身を置きました。 そこで「高気密高断熱住宅」の可能性に触れ、現在は岐阜県内でもトップクラスの省エネ性能の高い住まいをご提供させていただいています。

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